火曜日, 3月 18, 2008

ユーザーインターフェース vs プラットフォーム

昨年、最もIT&通信業界で話題となったのは間違いなくiPhoneでしょう。
"iPod"を積んだ携帯であるだけでなく、タッチスクリーンを利用した革新的な『ユーザーインターフェース』に注目が集まりました。

そして今月頭、iPhoneとiPod Touch向けのSDKベータが公開され、サードパーティの会社もこの斬新な携帯端末向けのアプリケーションを開発することが可能になりました。

僕も早速試してみようと思い、Developer登録をして、いざダウンロード!、、、、しようとしたのですが、なんとこのSDK、MacOSでのみ開発が可能とのこと。僕のLet's Noteではどうあがいても開発することはできません。。。


一方で、昨年秋にGoogleが発表した"android"もまた、携帯業界では注目のキーワード。
こちらは予想を反して、Googleが提供する携帯電話"GPhone"ではなく、携帯電話に特化したLinuxベースのオープンソースOS、というものでした。SDKはすべてJavaベースで作られており、開発環境もEclipseプラグインが用意されているので、Windows/Linux/MacOSどの環境でも基本的には開発可能です。

ちなみに、両SDKとも細かな昨日の違いはあれど、基本的にはiアプリなどに代表されるMIDPでできることと機能的には大差はないようです。(見逃していたらごめんなさい)


革新的なユーザーインターフェースを提供するiPhone 対 オープンプラットフォームのandroid。


この構図、十数年前の"Apple vs Microsoft"にとても似ている気がします。このときも、Appleは他のどのPCよりも先端を行くユーザーインターフェースでギークたちを魅了しました。一方のWindowsはオープンとは言い難いOSではあるものの、AT互換機ですべからく動作可能だったことが決め手となり、現在の圧倒的な差に落ち着いています。

開発者からするとiPhoneでしか動かないアプリケーションを作るよりも、より多くのandroid携帯があるのであればそちらを優先することでしょう。今回のOSバトル、Appleはどのような回答を出すのか、楽しみです。

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