水曜日, 5月 27, 2009

Yahoo! JAPANのGoogle Analytics

昨日ログの話題を書いたっばかりだけど、ちょうどタイムリーにYahoo!アクセス解析なるものが昨日公開されてた模様。サイトデザインがOvertureっぽいけどローカライズなのかな?

とりあえず使ってみてまた感想書きます。

火曜日, 5月 26, 2009

ログを制するものはネットを制する

遅ればせながらGoogle Ad Plannerを使ってみた。

正直、「Google怖えぇぇ〜」と思うぐらいちゃんとした情報が出ててびっくり。
おそらくGoogleツールバーの閲覧ログと、Google Analyticsやadsenseのログを活用してるんだと思うけど、莫大なログを集計して見やすいインタフェースで表示できているのはさすが、です。
こんなとこにもGoogleの技術力とサーバー設備が生きてますな。

各媒体資料だけでなく、ビデオリサーチやネットレに対する破壊的影響を与えそうですね。だって無料で見れちゃうし、扱ってる広告タイプ(テキスト、バナーとか)までマッピングされてるんだもん。

ちなみに面白かったのはニコ動が10代の利用が34%を占めていて所得300万円未満が多いのに対して、カカクコムはアラフォーがメインで、所得も500万円前後が多いってこと。子供はニコ動、お父さんはカカクコム、って感じなんですかね。


逆に言うとGoogleのindexにはこれらの付属情報も含めて、ユーザーおよびそのクエリに対してコンテンツをマッチングした検索結果を提示できるわけで(実際やってるかはわかんないけど)、これはもう一朝一夕にはどこもマネできないわけです。

あ、マネできるところがあるとしたらakamaiぐらいですかね。akamaiの場合はGoogleよりもさらに生な情報を持てる代わりに、こんな風にオープンに情報を公開することはできなさそうですが。でももしakamaiが自分たちでサービスを作っていくとしたら、あらゆるユーザー行動を元に設計できちゃうんだろうな。

知らないうちにいろんなデータとれちゃうのがインターネット。それを活用しない手はありません。

日曜日, 5月 24, 2009

”キーワード検索”はどこまで続く?

ITの世界に情報があふれ出しデータベースが生まれてからこの方、キーワードを元にファイルを検索する、という機能は不可欠となった。これはもう何十年も前からずっと変わらない話。

WEBの世界が広がってからは、このキーワード検索をGoogleが握り年間ウン千億円を稼ぐほどのビジネスモデルを構築したが、成長し続けるWEBコンテンツに対して進化し続けられているか、といえばそうでもないと思う。結局キーワードに縛られている限り、追加できる条件は先日Googleが発表したような構造化情報に対しての「絞り込み」やら「ソート」が限界なのだ。

ITに対する知見がある人なら、こういったDB系の機能を使いこなして今までよりも早く欲しい情報を見つけ出すことはできるかもしれないけど、世の中の多くの人はまだまだ厳しいと思う。

今必要なイノベーションは、GoogleやTwitterがDBやindexの規模や更新頻度を上げたコンテンツに対して、もっと分かりやすいマッチングの道筋を作ることなのかも。たとえばその人のプロファイル(人となり)やソーシャルグラフ(友達の嗜好などからその人をマッピング)、行動履歴や更にいうならその瞬間の感情や体調、といったモノまで行かないと難しいだろう。これはもう映画「マトリックス」の世界になってしまうんだけれども、そこまで行かなくてもこれに近い類推技術や統計学の知識がある人はすごくチャンスがあるんじゃないかなと思う。
世の中のVCの方々、ぜひここに投資してください。

金曜日, 5月 15, 2009

事業の寿命

会社の寿命(=事業の寿命)というのは一般的長くてもに30年ぐらいだそうです。
どんな業界でも30年も立てば技術の進化によって、新しいビジネスモデルができてしまうから。
逆に30年以上生き残っている会社というのは、事業の寿命が尽きてしまう前に新しい事業によって蘇生できているということ。

でもインターネット業界はもっと短いのでは、と思う。単一事業で成功しても10年足らずで一線からいなくなってしまった会社や事業はたくさんある。(古くはネスケ、最近だとSUNもそうかも)

逆に言えばそれだけテクノロジーの発達がめざましいということだ。14年前に初めてWin95を使ってネットに繋いだ時なんて、ネットで買い物なんてできなかった(するようになるとも思わなかった)し、CDやVHSに変わって音楽や動画をダウンロードするとは到底思わなかったし。

そう考えるとそろそろGoogle天下は終わってもよい頃合いだし、新星が登場しないといけない時期だと思う。そのためにはクローンを作っての同質化戦略だけでは絶対にダメだし、もっと腹の底から生み出さないとだめなんだろうな。

あきらめたらそこで試合終了だよ(by安西先生)

アマゾンのロングテールは、二度笑う 「50年勝ち組企業」をつくる8つの戦略 (講談社BIZ)
鈴木 貴博
4062820315