日曜日, 5月 24, 2009

”キーワード検索”はどこまで続く?

ITの世界に情報があふれ出しデータベースが生まれてからこの方、キーワードを元にファイルを検索する、という機能は不可欠となった。これはもう何十年も前からずっと変わらない話。

WEBの世界が広がってからは、このキーワード検索をGoogleが握り年間ウン千億円を稼ぐほどのビジネスモデルを構築したが、成長し続けるWEBコンテンツに対して進化し続けられているか、といえばそうでもないと思う。結局キーワードに縛られている限り、追加できる条件は先日Googleが発表したような構造化情報に対しての「絞り込み」やら「ソート」が限界なのだ。

ITに対する知見がある人なら、こういったDB系の機能を使いこなして今までよりも早く欲しい情報を見つけ出すことはできるかもしれないけど、世の中の多くの人はまだまだ厳しいと思う。

今必要なイノベーションは、GoogleやTwitterがDBやindexの規模や更新頻度を上げたコンテンツに対して、もっと分かりやすいマッチングの道筋を作ることなのかも。たとえばその人のプロファイル(人となり)やソーシャルグラフ(友達の嗜好などからその人をマッピング)、行動履歴や更にいうならその瞬間の感情や体調、といったモノまで行かないと難しいだろう。これはもう映画「マトリックス」の世界になってしまうんだけれども、そこまで行かなくてもこれに近い類推技術や統計学の知識がある人はすごくチャンスがあるんじゃないかなと思う。
世の中のVCの方々、ぜひここに投資してください。

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