金曜日, 11月 26, 2010

レオ、永眠

2010年11月25日23:45頃、雨の夜空の中、愛犬のレオ(ラブラドール♀14歳6ヶ月)が天に召されました。最後の面会のあと、病院の閉館時間となり帰宅の途に付いた直後、それを覚ったかのように逝ってしまいました。

先生の電話で走って戻った時には、さっきまでの辛そうな呼吸はまるで嘘のようになくなっており、役目を終えたように静かに眠っていました。

母は治療を続けたことで苦しめてしまったかもしれないと言っていたけど、一緒にいた時間の最期の瞬間まで気力で生きていてくれたのは、本人も生きたかったからだと思うし、そう思いたいです。願わくば最期は家に連れて帰ってあげたかった。

30歳の僕にとって半生を共に生きた家族であり、兄弟のような存在でした。
レオ、14年間ありがとう。母さんのこと、これからも見守ってあげてね。

#twitterやinstagramで励ましの言葉をいただいた方々、ありがとうございました。

月曜日, 5月 17, 2010

AppleとGoogleが作る未来の検索

先日AppleによるSiriの買収がニュースになった。個人的に注目していた企業だったので、Appleが買ったこと自体に驚いた。逆にこの意図の裏からスマートフォン時代の検索の未来が透けてみえる気がするので、妄想を書いておく。

Siriは音声認識アプリと認識されがちだと思うが、すごいのはどちらかといえば自然言語からの文脈理解である。具体的には、文章から的確な検索サービス(ex.Yelp)を判断してクエリを作り、検索結果を取得して返す仕組みである。今は対象の検索サービスSiriを予め決めているため、例えば食べログなどの検索結果は得られない。

Appleがやるのは恐らくiPhoneOSへのSiriのインテグレーションだろう。具体的には自然言語解析の強化と、Siriインターフェースへ接続するAPIのデベロッパーへの解放である。

これが出来ると何が可能になるか。今はあまり使われていないであろう、spotlight検索の利便性が飛躍的に上がるはずだ。例えばレストランを探したい時に今は食べログアプリを起動して、その中でキーワード検索する必要があるが、食べログアプリがSiri APIに対応することでアプリを起動しなくても同様の検索をSiri経由で手軽に行えるようになる。大して変わんないじゃん、と思うかもしれないがこれが食べログだけでなく、ぐるなびやlivedoorグルメと比較しようとすると、手間の違いは明白だ。

スティーヴ・ジョブスがiAd発表時にスマホでは検索しない、 と言っていたのが印象的なのだが、要するにwebで検索しないというだけのことなのだろう。アプリ本数がふえればカテゴライズが必要になり(これはOS4で実装される)、さらに増えれ ば横断的なアプリ内検索が必要になる。ちょうど10年前のwebと同じことが起きる。これを想定したSiri買収と考えるとつじつまが合うのではあるまいか。

と同時にGoogleがAndroidを無償提供してまで力を入れる理由も同じ。OSを押さえておけばスマホ上ではクロールの必要も無く(※)、コンテンツにアクセス可能だ。これは"あっち側"のクラウド構想とは真逆の"こっち側"の支配である。さすがに抜け目がないね。

※厳密にはspotlight検索は端末内をクロールしてindex生成している模様。動作が重くなるため僕はOFFにしてますが...

というわけで、現在のGoogleやBingのウェブ検索は徐々にその役割を失い、OSレイヤーでの検索サービスが未来の検索になっていくのではないか、と思ったのであった。

水曜日, 3月 31, 2010

Googleに勝つもう一つの方法

Bing, Yahoo!, Baiduなど世界的な企業がGoogleの牙城に機能や検索結果の品質で挑んでいる検索ビジネスですが、もう一個の勝ち方があると思います。すごい簡単なことで、


 Adwordsより圧倒的に高収益なビジネスモデルを創ること


です。IR情報から察するにAdwordsのRPS(≒PV単価)は米国でおよそ6円なので、例えば60円のビジネスモデルが作れれば、検索のシェアが1/10しかなくても台頭できます。むしろ運営コストが低くなるはずなので、利益はGoogleを上回ることもできるでしょう。

ただしそのためにはAdwordsと同様の仕組みでは一生勝てません。キーワードに対するオークション入札で単価が決まり、それに対しての検索回数で売上が決まるAdwordsの仕組みでは、規模の論理が働くため70%近いシェアを持つGoogleには対抗しえません。つまり全然違うモデルでパフォーマンスをあげるしかないのです。

個人的にその可能性は、CPA(成果課金)の広告モデルじゃないかなと思っています。Adwordsやスポンサードサーチのようなキーワード入札のCPC(クリック課金)では、クライアント側にパフォーマンスを上げるための努力が必要であり、十分にスケールすることが難しい。

だが例えばCPAのパフォーマンス保証の広告が作れたとすると、クライアントはただ自分の予算そのものと料率を入札するだけで良くなります。あとはその予算を如何に効率良く消化するか、というところですがココがビジネス的且つ技術的な肝になってきます。これが達成できれば理論上広告媒体としてはクライアントの予算限界まで稼ぐことができるので、最強です。

そう簡単に作れるものではもちろんないですが、こういう視点で検索ビジネスを見てみると、ひょっとしたら最初に挙げたどの企業でも無い、もっとずっと小さな会社がGoogleを倒す未来が垣間見える気がします。破壊的イノベーションに期待しています。

Google vs Appleの戦場

Android vs iPhone、AdMob vs iAd、ChromeOS vs iPadなど一見競合分野が増えてきている両社だが、短期・中期的には違うのではないかと思っている。

例えばAndroid。日本でもこの春いよいよ3キャリアから端末が発売されて、Android元年と呼ばれているがiPhoneを使ったことがある人なら誰でもその差を実感すると思う。正直言って両者の差はまだまだ大きい。使い勝手もそうだが、iTunesとの垂直統合が強固であり、そう簡単には切り崩せない牙城となっている。

そんなことはGoogleも最初から分かっていたはず。ではなぜ参入したのか?なぜ無料でオープンソース化したのか?これらを考えて答えを出さないと行けない。

多分、本質的なAndroidの狙いはまだ始まってすらいなくて、それは欧米や日本でのスマートフォンマーケットの獲得ではなく、アジアなどの新興国や発展途上国でパーソナルネット端末を手にいれるのがまだまだ価格的に困難な地域を狙っているのではないか。AdMobはその上でのマネタイズエンジンだし、ChromeOSも同じ狙いだとすると説明がつく。だとするとこれらは実はイノベーションでもなんでもなくて、検索&広告市場そのものを拡大するための中期投資活動ということになり、Appleの主戦場とは別であることになる。Appleの商品は嗜好性も価格も高く、どちらかと言えば先進国向けの商品だから。

それでもジョブスが憤っているのは、当然長期的には競合となってくる可能性が高いから。PCの時も高付加価値を提供していたはずのMachintoshは、オープン化されたPC/AT互換機市場に飲み込まれてしまった経験もあるのだろう。昔と違い今のAppleはサービス・コンテンツまでの垂直統合ビジネスモデルで成り立っているので、かつてよりは磐石とはいえAndroid及びその周辺のデベロッパーやサービス企業がどんな武器を携えてくるか分からない。

個人的にはAppleは常にイノベーティブな新製品&サービスを出し続ければ成長し続けると思うし、そのモデルを言い方は悪いがサルマネしてリーズナブルな形で広めるのをGoogleがやる、て住み分けて仲良くできないのかな、と思ったりもする。お互いの長所を生かせるし、世の中の全体最適にも繋がる。

いろいろ書いてみたけど、この仮説を検証するためにもAndroidとiPadは買っておかないといけない気がしてきた。。お金がかかって仕方ない業界ですネ。

木曜日, 3月 25, 2010

受動的/能動的メディアの違い

最近アメリカではtwitter経由のトラフィックがGoogleを超えたとか、もう検索の時代じゃないとか、そういうメディア記事やブログ記事を見かけて思うのは、そもそも比べること自体がおかしくない?ってこと。

twitterやfacebookでは確かにソーシャルストリームで共有されるurlから各サイトに飛ぶような使い方が一般化していて、そのトラフィックが増えてるのは間違い無い。滞在時間や訪問頻度も高い。けど、検索とは別の使われ方だし使う時間も全く異なる。

これはメディアへの接し方の違いであり、ソーシャルメディアの使われ方がテレビなどと同じ受動的だから。
どちらかというとweb創成期を支えた旧ポータルサイト、例えばヤフーのカテゴリサービスに近くて、何もしなくてもpushされる情報を流し見ている。無論、マスメディアと違ってソーシャルレコメンドされた情報なので、質や量は全く異なるが。

一方の検索サービスは待っていても何も教えてくれない。聞きたいことを伝えないといけない能動的メディアだ。その行為は「人に尋ねる」ことに近い。人類の叡智を蓄えた図書館に調べに行くのも同じで、機能がweb上の全文検索に変わっただけだ。

従ってテレビが登場したときに本がなくならなかったのと同じように、ソーシャルサービスと検索サービスは並存し、まだまだ成長する。一方でマスメディアやポータルサイトは可処分時間をまだまだ奪われるに違いない。

#初めて全文iPhoneで書いてみた。以外といけるもんだね。フリック入力サイコー!

土曜日, 3月 06, 2010

人間とコンピュータの可能性

現在最高のバイオコンピューターであろうヒトの脳でも、まだ数%しか使われていないらしい。
だとしたら今「頭が良い」かどうかなんて、そもそも脳のポテンシャルから考えたら誤差の範疇でしかない。ナンセンス。

ちなみに今のペースでスーパーコンピューターが進化すると2025年に脳の演算が可能になるらしいが、これはあくまで演算能力の話であって脳の動き(=プログラム)を再現できる補償は全く無い。

プログラミングとは人間が脳と同等の動作を一部模写することであるが故に、そのものは脳を超えることはできない。(機械学習を除く。)模写されたことを忠実に、高速に処理するのがコンピューターの得意なところだが、脳が処理する膨大な条件分岐を再現し高速に処理するのは至難の業である。

スポーツでも学問でも人間自体がまだ進化していることを考えると、コンピューターの進化はまだまだ天文学的に伸びる可能性があるということだ。今Googleがどうとか、Appleがどうとか、そんなことはどうでも良くなる時代がかならず来る。50年後には今は存在しない企業がきっと世界を席巻しているはず。諦めるのは文字通り100年早い、ということ。

こんなに心跳ることはない。それを思うと人生で初めて長生きしたいと思った。

IT業界に興味を持つきっかけを与えてくれた亡き祖父に感謝。
そしてこの終わりの無いフロンティア開拓に全力でコミットし続けることにします。

水曜日, 1月 27, 2010

"cloud" vs "P2P"

As I was talking with my friend this weekend, I've got a mind like "is cloud going to be the only way?". Though it's going to be an ideal world that every data exists on the other side, such as on the web, but it costs so many hardware and bursty network transition.

My concern is that despite Microsoft and Apple have big OS market share, they had started working on implementing cloud services. I think that's a Google's field. Since Google's mission is that "make everything searchable", they do have reason to do that. But for Microsoft and Apple, the way of using P2P technology would be the counterpart. They can integrate P2P into the file system on their OS, and let the user uses their application and documents from anywhere. Using P2P lets the system to be not only scalable but also reasonable. Hardware makers can keep their earnings from the users.

I understand there are several problems using P2P technology (such as security, fail over, etc..), I believe it will be the new way after burst of cloud bubble.

金曜日, 1月 15, 2010

Google is marketing company rather than technolgy company

Though there are many news about the Google's A new approach to China, I realized that Google really is a marketing company.

That is because I think the actual aim of this activity is to open the internet in China to the foreign company. Not only Google but also Yahoo! and Microsoft are joining in to this clamor, so government of China should decide which to take. Get all the restricts off from censoring internet contents and let it be in the free competition, or bounce out all the foreign companies. But the internet works well with in the global network, so the latter means China would never win the game globally.

Google did this very well using mass media to gain support from all over the world.
It is still interesting to see how the government of China will respond to this issue.

木曜日, 1月 14, 2010

is double byte character objective?

When I sent an english tweet to twitter, I found it difficult to express my feelings in 140 characters because it's too short. In japanese, I've rarely used all of the characters on twitter.

And my consideration is that this means double byte language like japanese is objective because they have much information in one character than sigle byte language. Chinese characters even have multiple meanings in it, it's just like an objective programming language, isn't it?

similarity between translation and web search

I came to a conclusion that the action of translation is very similar to the logic of web search.

When you try to translate, you have to change the words into intents first, and look for the same words in the different language to fit that intents.

As for the web search, you also start with analyzing the intents of the keyword requested, and search for the documents that might be match to that intents.

The difference within these two is that mostly we translate a sentence, not a word, but web search works with only few words yet. This is because of the difficulty in analyzing the whole sentence. So that might be the reason both translation and web search are currently not to be done well. To put it the other way around, some of the translation technology might be adopted to search service.

日曜日, 1月 03, 2010

forecast direction of 2010's internet?

In 1990's after Windows95 had released, the internet became familiar and thousands of people started to publish their contents on the web.

At that time, the only path to access their contents was typing the url to the browser. So, you could only know the new web sites from other media such as magazines or words of mouth.

And then some people started to make their own link sites, just like a bookmarks in the browser so that other people can get to the appealing contents. Some of them gained popularity such as Yahoo! earned big scale of traffic from their directory service edited by contracted web surfers.

In the end of 1990's, web had fattened so much that human based sorting could not satisfy the needs of internet users anymore. No other robot crawled search service was suitable for practical use than Google. Google served full-text search of almost all of the web sites and ordered them by relevancy.

In 2000's, though Google-type search service was the major traffic hub of web, the new wave of internet innovation occurred mostly in social sector. SNS, social bookmark, mini blogging service made a new path to get the web contents, “feeds from your friends”. These are pushed information very similar to mass media, but the big difference is that social media is personalized as it is.

So, what about 2010's? The keywords would be personalization and semantic web.
Personalization is needed because web service need to know more about the users. Classical web service returns same results to all the people, but users are individual. There are several information on the SNS-type websites, so Google Friend Connect or Facebook Connect will let the web to be more personalized.
Semantic web is much more tough to be achieved. Web develop environment and the browsers should let the webmasters implement there websites more structured. HTML5 might be a key to do this.