月曜日, 3月 31, 2008

iPod Touchにタッチしてみた

android vs iPhoneについての考察を以前書きました。

先日、iPod Touchを借りてきたので、家の無線LANと繋いで使ってみたのですが、いざ触ってみるとやっぱりインターフェースが持つ力って大きいのだな、と実感しました。明らかにパソコンやこれまでの携帯端末とは異なるポイントがいくつかあります。


(1)ボタンやラベルなど、クリックできるところは文字もボタンも大きい。

 「読む」だけのところは、普通の大きさですが、やはりタッチパネルという都合上、「押せる」ところは押しやすさを考慮して大きめに作ってあります。これに慣れてくると、文字の大きさなどだけで、どこが押せるのか、が分かってきます。

(2)機能がシンプル

 限られた面積の中で(1)のようなインターフェースを用いているので、当然必要な情報をちゃんと表示するために、不必要なボタンや機能は一切ありません。これはスペース上の都合もあるのでしょうが、同時にApple製品に統一してある「Simple is good.」という考え方を象徴しているようにも感じます。


などなど。当然、痒いところに手が届かない感もあって最初は戸惑うのですが、多くのユーザーにとっては必要十分なのかもしれません。

作り手としても、今までとはまったく異なる発想を持って、このインターフェースを生かしたアプリケーションを作れるようになるには、まだ時間がかかるかもしれません。これは任天堂DSやWiiのソフトで売れているのは、ほとんど任天堂のソフトとなっているのとまったく無関係ではないでしょう。そういう意味では、インターフェースの進化と共に、インタラクションデザインやインフォメーションアキテクトの分野は日に日に重要な存在になっていくのかもしれません。

しばらく使い倒してみることにします。

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