火曜日, 3月 17, 2009

好きなことをやり続けるということ

今日珍しくテレビを見てたら、(懐かしの)辰吉丈一郎のドキュメンタリーをやっていてついつい見てしまった。

周りから「辞めた方がいい」と言われ続けながらも、復帰第2戦までの軌跡と試合後までを綴った番組なのだが、一番最後にジョーが


 「中途半端な奴らが多い中で、好きなことをやり続けるって結構大変やで」


的なことを言っていていろいろ考えてしまった。
試合直前は不安で眠れず、体もボロボロになりながらも試合のゴングが鳴ると闘志を絶やさず闘い続ける姿は、生粋のファイターでありボクシングを愛し続けるからこそなのだろう。


でも多くの視聴者が感じた通り、今のジョーには過去のキレもパンチも無く、正直試合を見ているのが辛くなるほど衰えてしまっている。足は常にふらつき、腰が入っていないジャブを手打ちしながら相手のパンチを受け続ける姿は身内でなくとも堪え難いものだ。

本人の自由、と言ってしまえば簡単だしその通りではあるが、生きて帰って来られるかも分からずに耐える家族や、かつてのジョーを知るファンにとっては身を切られる思いなのではないか、と思う。


好きなことをやり続けることは大変なことだしかっこいいことではあるけど、周りの人に心配や迷惑をかけてまでするべきなのか。他人事ではなく自分も気をつけないといけないな、と思わされました。

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