火曜日, 6月 02, 2009

Google Waveはtwitterに対するGoogleの回答か

先日のGoogle Wave発表は記憶に新しい。一般的にはMicrosoftの新検索エンジン"bing"に対するマーケティングだと評する人もいるが、本質はそれだけじゃない気がする。

なぜ、Googleが今このタイミングでこのようなプロダクトを発表したのか。Google Waveが提供してくれるのは、email/IM/wiki/Groupsアプリケーションを網羅したリアルタイムコミュニケーションとロギングのためのプラットフォームであるが、これは現行のtwitterが果たしている部分とかなり重なっている気がするのだ。

違いとしては、twitterはtwitter.comが提供するサービスであらゆるコンテンツの"リアルタイムフィード"ハブとしてシンプルに機能しているが、Google Waveはオープンソースソフトウェアとして各サイトオーナーやISPが導入できるパッケージとして提供されることぐらいだ。当然ながら普及さえしてしまえば、Google Waveの方が遙かに低コストに(というかGoogleは設備投資なしに)実現できる。CDNを提供しているakamaiにきわめて近いサービスとも言えるかも。

ちょうど思い出したのが、Facebook Appsに対するGoogleの回答がopen socialによる無力化戦略だったのと同じように、Google Waveによってtwitterをも相対化しようとしているのかもしれない。そして最終的には検索可能なプラットフォームにすることによって、自分たちのビジネスへと繋げることができる。妄想のしすぎかな?


とはいえまだ実物も見ていないので、結論を出すのは早計かと。
とりあえずプレビュー版登録してみようかな。

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