つい最近上場したばかりの人気レシピサイト、「クックパッド」のまとめ本を読んでみた。
600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)
"クックパッドは社会に笑顔を増やすために存在する"
そのためにユーザーを減らした方がいいなら、そうするという思い切った会社は当たり前のことを、当たり前にできているのがすごい会社なんだなと思わされました。
キーワードは↓な感じ。
・ユーザ、クックパッド、広告主のウィンウィンウィン
・そんなにたくさんのことをユーザーに求めるべきではない
・説明が必要なサービスはレベルが低い
・成功するまでやれば成功する
・1割のユーザを増やせば売上は1割伸びる。これが商売の本質
・グッドはやらない。ベストしかやらない。
・毎日を楽しく過ごすオフィス環境が大事
・ノー残業手当て
上場後はステークホルダーも増えるので、今後どのようにこの良い文化を保っていけるか、楽しみなところです。
600万人の女性に支持されるクックパッドというビジネス (角川SSC新書)
木曜日, 8月 20, 2009
初心に返る
金曜日, 8月 14, 2009
ハゲタカは悪魔か?救世主か?
ドラマ・映画の原作本として読んでみた。
驚くほど内容は違っていて、主人公鷲津はジャズピアニストだったり女好きだったりするし、栗山千明が演じた新聞記者に至っては登場すらしない。唯一変わらないのはモーレツサラリーマン芝野の人柄ぐらいか。
かなり本格的な経済小説なので、テレビ用にシンプルさとキャッチーさをアレンジするとあーなったということだろう。いい意味で小説版は別物となっているので、よくありがちな「実写版みたあと原作読むと実写がしょぼくて泣ける」ということはなかった。
とはいえテーマは同じで、表題の通りハゲタカたる鷲津はハイエナのように死にかけの企業をむさぼり食う悪魔なのか、企業再生のプロとしての救世主なのか、を問う内容となっている。「外資」を嫌う90年代バブル経験者にとっては価値観が変わるかも。
ハゲタカ(上) (講談社文庫)
ハゲタカ(下) (講談社文庫)
月曜日, 8月 03, 2009
inputが著しく不足している今日この頃
先の釣られネタの原因でもあるのだけど、最近Googleリーダーやtwitterの情報処理が追いついていない。釣られた後で記事を見ても意味なし!
土日はほとんどPCを開かない、ということと平日も会社ではメール処理で精一杯、というのが主な理由かと。このままでアカン、と思いつつ改善できない日々です。iPhoneが早く使えるようになればもう少しマシになるはず・・・
ちなみにこの週末久しぶりに友人を介した大規模パーティに行って思ったけど、いろんな業界の人と話をする、って足りてなかったな、と思う。出版社の方やモバイル業界など今の仕事柄ほとんど接点がなくなってしまったけど、同じ情報メディアとしての意見交換は単純に面白かった。そんな機会を与えてくれたtakapiroに感謝。
inputが欠乏するとouputもしょぼくなる。精進します。
MobsterWorldがやったことはスパムか?
一昨日ぐらいからニュースになってるMobsterWorld。今日誤って釣られてしまい、friendsの皆様にはご迷惑をおかけしました。申し訳ございません。
でもね。釣られたからこそ分かるんだけど、スパムって何なの?と思うのです。
確かに許諾なくプロモーショナルDMを送られること自体は嫌悪感を感じたし、結果飛び先のサイトのサービスもよろしくないものなので、スパム的ではあります。が、そもそもOAuthを通したtwitter APIにこの機能が提供されている限り、誰でもできるし特に制約はないんです。
これが超イケてるゲームサイトだったら、「twitterを活用したバイラルプロモーション」の成功例として記事が書かれてたんじゃないかな、とすら思うわけです。これまで無数に出ているtwitterAPIを使ったアプリのすべてで同じことができちゃうわけだし。
今回の問題としては、ユーザーパーミッションを取らずにあたかもfrinedsをinviteするような行為を行い、嫌悪感を与えた、というところだと思います。これを厳格に制限するのは非常に困難で、twitterAPIからDM送信機能を消すしかない。
まぁ現実解としては、API利用規約に「オプトイン意外のDM送信は規約侵害に当たる」的なことを書いて、Mobsterのような場合にAPI利用をブロックするぐらいでしょうね。mixiアプリとかでも同じことができると思うので、このあたりは慎重に、業界を潰さないように気をつけて進めて欲しいと思います。