ドラマ・映画の原作本として読んでみた。
驚くほど内容は違っていて、主人公鷲津はジャズピアニストだったり女好きだったりするし、栗山千明が演じた新聞記者に至っては登場すらしない。唯一変わらないのはモーレツサラリーマン芝野の人柄ぐらいか。
かなり本格的な経済小説なので、テレビ用にシンプルさとキャッチーさをアレンジするとあーなったということだろう。いい意味で小説版は別物となっているので、よくありがちな「実写版みたあと原作読むと実写がしょぼくて泣ける」ということはなかった。
とはいえテーマは同じで、表題の通りハゲタカたる鷲津はハイエナのように死にかけの企業をむさぼり食う悪魔なのか、企業再生のプロとしての救世主なのか、を問う内容となっている。「外資」を嫌う90年代バブル経験者にとっては価値観が変わるかも。
ハゲタカ(上) (講談社文庫)
ハゲタカ(下) (講談社文庫)
金曜日, 8月 14, 2009
ハゲタカは悪魔か?救世主か?
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