ドラマでも映画でも観た「ハゲタカ」の原作者、真山仁の「ベイジン」を読んでみた。
久しぶりに読み応えのある小説で、上巻を読み終えるまでは実は結構辛いものがあった。なにしろ個人的にあまりよく知らない中国という国の文化の記述や、登場人物の多さ(&名前も覚えにくい。漢字一文字なんだもん)に頭の整理が追いつかなかったからである。
ともあれそこを超えてしまえば、下巻以降はスイスイ引き込まれる内容。腐敗した国政の権利争いに巻き込まれつつ自分なりの正義を追い求める中国人と、安全な原発開発に命を削る日本人のストーリーが雪崩のように進んでいく。二人を繋いだ「希望」という言葉の意味は結果ではなく、"信じて追い求める生き様"。
若干の男臭さがいい感じでした。
ベイジン〈上〉
真山 仁
ベイジン〈下〉
真山 仁
木曜日, 7月 02, 2009
希望とはなにか
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