「物言う株主」という言葉がある。株式会社の持ち主は株主だ、という流れを象徴したような話だけど、大企業病を抜け出すための秘訣って「物言う社員」をどうやって育てていくか、ということなのかもしれない。
協力し合えない組織で起こっていることは、野球で言ったらどこのポジションでもないところに飛んできた凡フライを、誰も取りに行かずにポテンヒットが生まれている、と言い換えられる。
このとき、
「これはお前のフライだろ。お前の責任だ!」
「俺はお前のフライだと思ってた。言いがかりはやめろよ!」
となっているのが、協力し合えない組織の現状ってことになる。
当たり前だけど、実際の野球ではこんなことは普通起こらない。なぜかといえば、チームメンバーは"試合に勝利する"という共通の目的のために試合をしてるから。ポテンヒットで負けたくは無いから、中途半端な凡フライもお互い必死で取りに行くのである。野球経験者はご存知だと思うがこのときに大事なのは、
「オーライ!」
と大きな声で叫んでから捕ること。じゃないと、今度はお互いが激突したり接触してボールを落としてしまうから。
話を戻すと、「物言う社員」ってのはこの「オーライ!」を言わせることなんだろうな。
そしてその前提として"何の試合に勝ちたいのか"、をチームメンバーで共有できていることが必要、ってこと。これが一番難しい。
名監督も、カリスマ経営者も結局これができてるから強いのだろうなぁ、と思います。
んがー難しい!
水曜日, 2月 25, 2009
物言う社員
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